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「チョー感動した」「なぜ、TVは放送しない!」「誰だ?このオッサン」
2010-06-13 Sun 11:44
ハヤブサ帰還中継 Ustreamチャットにて

平成22年6月13日の深夜に小惑星探査機ハヤブサが、地球帰還を果たして大気圏で燃え尽きました。
そして、この燃え尽きるハヤブサの映像が、和歌山大学の手で生映像配信されました。

JAXAの広報活動の一環か? 既にネット上では、世界初の快挙と、トラブル続きのその行程、
それを克服した関係者の正に「熱い」魂の活動が有名になっており、
この生中継はネットワークのキャパオーバーになるくらい大いに盛り上がりました。

何を隠そう、私自身もビールを飲みながらネット映像を見て、目頭を熱くしていた人の一人でした。

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満身創痍になりながらも、その使命を全うするために孤独な戦いを続け、
最後は全人類の為の成果だけを地球に送り届けて、自分は大気圏で燃え尽きる・・・

そして、地球で待つ人々の「最後にその目で地球の姿を見させてあげたい」というはからいで、
残った力を振り絞って、最後の離れ業に挑む。
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こんな日本人好みのストーリーなんて、計画してできるもんじゃありません。


「チョー感動した」
もともと、この小惑星探査機「ハヤブサ」の使命は、
イトカワという小惑星の砂を採取して地球に戻るというもの。

そもそも、月より遠い所に行って戻ってくること自体が世界初の快挙なのですが、
イトカワで横倒しになってしまった頃からハヤブサはトラブルに付きまとわれてしまいました。

補助エンジンの燃料漏れで姿勢制御が出来なくなり、
その結果、太陽電池が使えずバッテリーが干上がり、
通信アンテナの方向も合わせられないので、地球からの指令もまともに受取れず、
挙句の果てに4つあるイオンエンジンの全てがまともに動作しなくなり・・・

本当は4年の旅のはずなのに7年もかかってしまいました。

その間に、一度途絶えた通信が復旧するのも世界初 - っていう、
無くても良かった名誉までもらってしまいました。

これは、本当に研究者と関係者の努力と根性の賜だと思います。
(もちろん技術力も!)


「なぜ、TVは放送しない!」
TVはこの時、どこを見ても(国営放送でさえ)W杯と、お笑いばかり。

ネット上では、この世紀の瞬間を何とか見ようとする人達のアクセスで、
和歌山大のサーバーはパンク状態に陥っていました。

私も、ローマ帝国の崩壊時期を彷彿とさせるぐらいに、哀しい思いで一杯でした。

そもそも、JAXAの研究開発費は、今年4月の事業仕分けで何と予算の7割がカットされています。
(7割にカットじゃなくて、7割がカット)
  ・次世代GXロケットの開発は  中止
  ・新型LNGエンジンの開発は  無期限凍結
  ・HTVロケット、衛星打上げ費 大幅カット
  ・広報施設 JAXAi        廃止

今回のハヤブサ帰還のお祭りは、次への道を全て閉ざされた日本の宇宙開発の、
最後のアガキだったのかも知れません。

  『人間とは、明日のパンよりも、今日のディナーを選ぶ生き物である。』

結局、ハヤブサが最後の力を振り絞って地球に送った、
小惑星の石が入っている(かもしれない)カプセルは空っぽかもしれませんが、
それでも今回の異業は全世界の人々の目標となることと思います。


おまけ
「誰だ?このオッサン」
カメラテスト等のため一時的に、ネット中継を行った和歌山大の人の顔が、
暗闇の映像の中にボーッと、全世界に配信されて、チャット上がパニックになりました。
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